2026.09.20
コラム
未経験入社で最初につまずくこと、その乗り越え方
未経験で造園業に入ると、最初の数か月はうまくいかないことの連続です。
これは能力の問題ではなく、誰もが通る道です。
いづの造園でも、未経験入社が9人中8人。
みんな同じところでつまずいて、同じように乗り越えてきました。
今回は、熊本市の造園会社いづの造園が、未経験者がつまずきやすいポイントと、その対処法をお伝えします。

つまずき1|植物の名前が覚えられない
現場では、木の名前で指示が飛びます。
「あのクスノキの下の枝、頼む」
名前が分からないと、どれのことか分かりません。
乗り越え方
- 全部を一度に覚えようとしない……まずはその現場によく出てくる10種類から
- 写真を撮る……葉と全体を撮って、名前をメモしておく
- 葉で覚える……幹より葉のほうが見分けやすいことが多いです
- 切ったときの匂いや手応えで覚える……クスノキは独特の香りがあります
半年もすれば、よく扱う樹種は自然と覚えます。
分からないときは、その場で「これは何ですか」と聞くのが一番早い方法です。
つまずき2|道具の名前と場所が分からない
「あれ取って」と言われても分からない。
道具を戻す場所も分からない。
乗り越え方
- 初日から道具の名前をメモする
- 積み込みを積極的にやる……道具を触る回数が増えるので、いちばん覚えます
- 片付けを担当する……どこに何を戻すかが自然に頭に入ります
積み込みと片付けは地味な作業に見えますが、道具を覚えるには最も効率がいい位置です。

つまずき3|機械の扱いが怖い
刈払機やチェンソーは、正しく怖がるべき道具です。
最初に恐怖を感じるのは、むしろ健全なことです。
乗り越え方
- 特別教育をきちんと受ける……なぜ危険なのかを理解すると、扱い方が変わります
- 先輩に見てもらいながら使う……最初は必ず横に人がついています
- 力任せにしない……刃が切っているのであって、腕力で切るわけではありません
- 刃の手入れを覚える……切れない刃ほど危険です
いづの造園では、入社3か月〜1年のあいだに刈払機・チェンソーの特別教育を取得します。
いきなり一人で使うことはありません。
つまずき4|体がついていかない
最初の1か月は、帰宅後に何もできずに寝てしまう日があります。
乗り越え方
- 3か月を目安に考える……多くの人が、そのあたりから疲れ方が変わります
- 休憩をきちんと取る……我慢して働くのは、体にも安全にも良くありません
- 水分と塩分……とくに夏場は、のどが渇く前に取ります
- 力の抜き方を覚える……先輩の動きを見ると、力を入れる場面と抜く場面がはっきりしています
いづの造園は休憩時間120分、完全週休2日制、有給消化率85.2%です。
休める仕組みがあることを、遠慮せず使ってください。

つまずき5|聞きたいことが聞けない
これがいちばん深刻なつまずきかもしれません。
- 忙しそうで声をかけづらい
- 同じことを二度聞くのが申し訳ない
- 分かったふりをしてしまう
その結果、間違ったまま作業を進めて、あとでやり直しになります。
乗り越え方
- その場で聞く……あとで聞くより手戻りが少なくて済みます
- 一度で覚えられなくて当たり前……メモを取れば二度目は減ります
- 「分かりません」と言う……分かったふりのほうが迷惑になります
いづの造園は、「堅苦しさがなく、社員同士の関係も年齢や役職を問わず良好」であることを強みとして挙げています。
仕事は3〜5人のチームで進めることが多いため、常にそばに聞ける人がいます。
つまずき6|自分だけできていない気がする
先輩の作業を見ていると、あまりにも差があって落ち込むことがあります。
ただ、その先輩も5年前、10年前は同じ場所にいました。
乗り越え方
- 昨日の自分と比べる……先輩と比べても意味がありません
- できるようになったことを数える……1か月前にできなかったことを思い出してください
- 1年は続けてみる……造園業は季節で仕事が変わるため、一巡しないと全体像が見えません
いづの造園の研修の流れは、
- 入社〜3か月:新人研修
- 3か月〜1年:先輩のサポートを受けながら実践
- 2年目以降:一人でも現場を任せられる職人へ
独り立ちの目安は2年目です。
最初の1年でできないことがあって当然、という前提で組まれています。

早く伸びる人の共通点
これまで見てきた中で、成長が早い人にはいくつか共通点があります。
- メモを取る……教わったことをその日のうちに書き留めている
- 道具を大事にする……手入れを面倒がらない
- 片付けを丁寧にやる……段取りを考える力につながります
- 聞くことをためらわない
- 先輩の手元を見ている……作業の順番と力の入れどころを盗んでいる
特別な才能の話ではありません。
続けられる習慣を持っているかどうかです。
まとめ
未経験でつまずきやすいのは、この6つです。
- 植物の名前……よく出る10種類から。写真とメモで
- 道具の名前と場所……積み込みと片付けで覚える
- 機械が怖い……正しく怖がる。特別教育で理由を理解する
- 体力……3か月を目安に。休憩と力の抜き方
- 聞けない……その場で聞く。分かったふりが一番よくない
- 自分だけできない気がする……昨日の自分と比べる。独り立ちは2年目が目安
どれも、続けていれば必ず越えられるものです。
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株式会社いづの造園
- 所在地:〒861-4154 熊本県熊本市南区富合町平原198
- TEL:096-357-4379/FAX:096-357-1303
- 営業時間:8:30〜17:30(土日祝を除く)
- 創業:昭和30年(1955年)
- 許可:特定建設業 熊本県知事許可(特-7)第6510号
- 業種:造園工事業/土木工事業/とび・土工工事業
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