2026.09.18
コラム
台風の前後にやっておきたい樹木の点検と対策
熊本は毎年、台風の影響を受ける地域です。
敷地内に木がある施設では、台風のたびに次のような心配が出てきます。
- 大きな木が倒れないか
- 枝が折れて、車や建物に当たらないか
- 枯れ枝が飛んでいかないか
- 倒れて、隣地や道路をふさがないか
台風が来てからできることは限られます。
被害を減らせるかどうかは、事前の点検と対策で決まります。
今回は、熊本市の造園会社いづの造園が、台風前後の樹木対応について整理します。

倒れやすい木の見分け方
すべての木が同じように危険なわけではありません。
次のような特徴がある木は、注意が必要です。
根元に問題がある
- 根元にキノコが生えている(内部の腐朽が進んでいるサイン)
- 根元の土が盛り上がっている、または沈んでいる
- 根が地表に出て、切られた跡がある
- 舗装や駐車場で根元が覆われている
幹に問題がある
- 幹に空洞がある
- 樹皮がはがれている、大きな傷がある
- 幹が明らかに傾いている
- 過去に強剪定した跡から、腐朽が入っている
樹冠に問題がある
- 枝葉が一方向に偏っている
- 枯れ枝が多い
- 上部から枯れ始めている
- 枝が混み合いすぎて、風を受ける面積が大きい
環境に問題がある
- 周囲で工事があり、根を切った
- 建物が建って、風の当たり方が変わった
- 地下水位が変化した
とくに根元のキノコと上部からの枯れ込みは、根が弱っている可能性を示します。
見た目に立派な木でも、根が支えを失っていれば倒れます。
台風前にできる対策
1.枯れ枝の除去
いちばん優先度が高い対策です。
枯れた枝は生きた枝より折れやすく、飛んでいきます。
2.透かし剪定
枝葉が混み合っていると、風をまともに受けます。
枝を間引いて風を通すことで、木にかかる力を減らせます。
「短く切る」のではなく「風を抜く」という考え方です。
3.支柱の点検・設置
植えて数年の木は、まだ根が十分に張っていません。
支柱が緩んでいないか、幹に食い込んでいないかを確認します。
4.傾いた木の処置
すでに傾いている木は、台風で一気に倒れることがあります。
支柱で支えるか、伐採するかの判断が必要です。
5.周囲の片付け
植木鉢、看板、資材。飛ばされるものを固定または撤去します。

台風前の点検はいつやるか
理想は台風シーズンに入る前(6〜7月)です。
台風接近の直前は、どの業者も対応に追われます。
また、風が出始めてからの高所作業は危険で、実施できません。
「台風が来る」と分かってから連絡しても、間に合わないことがあるというのが実情です。
年間の管理計画を立てている現場では、初夏の作業に台風対策の点検を組み込んでおくと確実です。
台風のあと、まず確認すること
被害が出た場合、確認と対応には優先順位があります。
最優先:人が通る場所
- 倒木や折れ枝が、通路・道路・駐車場をふさいでいないか
- 頭上に折れかけた枝(かかり枝)が残っていないか
かかり枝は特に危険です。
一度折れて、他の枝に引っかかったまま残っている枝は、風や振動で突然落ちます。
見つけたら、真下を立入禁止にしてから専門業者に依頼してください。
次に:建物・設備への影響
- 建物、フェンス、電線に枝が乗っていないか
- 倒木が構造物を圧迫していないか
電線に接触している場合は、絶対に自分で触らず、電力会社に連絡してください。
その後:木そのものの状態
- 傾いた木がないか
- 根が浮いていないか
- 幹が裂けていないか

傾いた木は、戻せることもある
台風で傾いた木は、必ずしも伐採しなければならないわけではありません。
樹種、傾きの程度、根の状態によっては、
- 引き起こして支柱で固定する
- 枝葉を減らして負担を軽くする
- 根の周囲の土を改良する
といった処置で回復できる場合があります。
ただし、時間が経つほど回復は難しくなります。
根が切れた状態が続くと、木は水を吸えなくなります。
台風のあと、傾いた木を見つけたら早めに相談するのが得策です。
火災保険・共済が使える場合がある
施設の樹木が台風で倒れ、建物やフェンスに被害が出た場合、加入している保険で対応できることがあります。
その際、被害状況の写真が必要になります。
片付ける前に、
- 全体が分かる写真
- 被害箇所の近景
- 日付が分かる形
で記録しておくことをおすすめします。
熊本で台風対策・被害対応なら「いづの造園」
いづの造園は、昭和30年の創業以来、熊本県を中心に造園工事と緑地の維持管理を行ってきました。
公園や公共施設の緑地維持管理を長年担当しており、
- 台風前の樹木点検
- 枯れ枝の除去、透かし剪定
- 支柱の設置・点検
- 倒木・折れ枝の処理
- 傾いた木の引き起こし
- やむを得ない場合の伐採と抜根
に対応しています。
高所作業車を使った高木の作業にも対応しており、造園工事業に加えて土木工事業・とび土工工事業の許可も持っているため、フェンスや外構の復旧までまとめてご相談いただけます。
施工事例は施工実績ページでご覧いただけます。

まとめ
台風と樹木について、押さえておきたい点です。
- 根元のキノコと上部からの枯れ込みは、倒木の警戒サイン
- 事前対策の優先は枯れ枝の除去と風を通す透かし剪定
- 点検は台風シーズン前(6〜7月)に。直前では間に合わない
- 台風後はかかり枝が最も危険。真下を立入禁止に
- 電線に接触している場合は自分で触らず電力会社へ
- 傾いた木は早く相談すれば戻せることもある
- 被害は片付ける前に写真で記録
熊本県内で施設の樹木の台風対策をご検討の担当者様は、いづの造園までお気軽にご相談ください。
対応エリア
熊本市(中央区・東区・西区・南区・北区)を中心に、熊本県内および周辺の隣県で対応しています。
公園・道路・学校・公共施設などの公共工事から、工場・事業所・商業施設・集合住宅といった民間の敷地まで実績があります。
株式会社いづの造園
- 所在地:〒861-4154 熊本県熊本市南区富合町平原198
- TEL:096-357-4379/FAX:096-357-1303
- 営業時間:8:30〜17:30(土日祝を除く)
- 創業:昭和30年(1955年)
- 許可:特定建設業 熊本県知事許可(特-7)第6510号
- 業種:造園工事業/土木工事業/とび・土工工事業
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