2026.09.06
コラム
高所作業車を使う伐採とは?依頼前に確認しておきたいこと
「敷地の木が大きくなりすぎて、自分たちでは手が出せない」
「隣の建物に枝が届きそうで心配」
「枯れ枝が落ちてきたので、そろそろ切りたい」
こうしたご相談で現地を見に行くと、高所作業車が必要な高さになっていることがよくあります。
高木の伐採は、脚立で届く範囲の作業とはまったく別物です。
今回は、熊本市の造園会社いづの造園が、高所作業車を使う伐採について、依頼する側が知っておきたいことをまとめます。

どんなときに高所作業車が必要になるのか
目安として、次のような場合は高所作業車を検討することになります。
- 樹高がおおむね5mを超えている
- 幹が太く、はしごや脚立では安定して作業できない
- 建物、電線、フェンス、駐車場が近く、枝を自由に落とせない
- 枯れて幹が弱っており、木に登るのが危険
- 一度に処理する本数が多く、効率よく進めたい
とくに3つ目の「枝を自由に落とせない」現場は重要です。
広い空き地であれば、上から順に切って落とすこともできます。
しかし建物や車、通行人が近い場所では、枝をロープで吊りながら少しずつ下ろす必要があり、作業車の上から安定した姿勢で作業できるかどうかが安全性を左右します。
作業の流れ
高所作業車を使う伐採は、おおむね次のように進みます。
- 現地調査……樹高、幹の太さ、傾き、枯れ具合、周囲の状況を確認します
- 搬入経路と設置場所の確認……作業車が入れるか、アウトリガーを張れるかを見ます
- 計画と見積もり……切る順番、枝の下ろし方、養生、規制の要否を決めます
- 養生・安全対策……周囲を保護し、必要に応じて規制と誘導を行います
- 上部から順に処理……枝を先に落とし、最後に幹を分割して伐採します
- 搬出・清掃……枝葉と幹を搬出し、現場を清掃します
上から順に処理していくのは、下から切ると木が予期しない方向に倒れるためです。
高木の伐採で最も危険なのは、切る作業そのものより「どちらへ倒れるか読み違えること」です。

必要な資格と安全対策
高所作業車を使う伐採には、複数の資格が関わります。
- 高所作業車運転技能講習……作業床の高さ10m以上の高所作業車を運転する場合
- フルハーネス型墜落制止用器具特別教育……高所で作業する場合
- チェンソー特別教育(伐木等の業務)……チェンソーで伐木を行う場合
- 玉掛け・小型移動式クレーン……枝や幹を吊って下ろす場合
つまり、「木を切る技術」だけでは成立しない作業です。
安全対策としては、
- 作業範囲の立入制限と養生
- 枝の落下方向の管理、必要に応じたロープワーク
- 電線・建物との離隔の確保
- 作業車の設置地盤の確認(アウトリガーの沈下防止)
- 風の強い日の中止判断
といった点が現場ごとに判断されます。
依頼前に伝えておくと話が早い情報
見積もりや現地調査をスムーズに進めるために、次の情報があると助かります。
- 木のおおよその高さ……近くの建物の階数や電柱と比べてどのくらいか
- 本数と樹種……分かる範囲で構いません
- 幹の太さ……両手で回せるか、回せないか、でも十分です
- 周囲の状況……建物、電線、駐車場、隣地との距離
- 搬入経路……敷地までの道幅、門の幅、作業車を停められる場所があるか
- 切った木の処分……すべて搬出するか、一部残すか
- 切り株の扱い……地際で止めるか、抜根まで行うか
とくに5の搬入経路は見落とされがちです。
作業車が入れない場所では、別の方法(ロープを使った特殊伐採など)を検討することになり、工法も費用も変わります。
写真を数枚撮っておいていただけると、現地調査の前に方針の見当がつけやすくなります。

費用が変わるポイント
高木伐採の費用は、木の高さだけで決まりません。
- 樹高と幹の太さ
- 必要な高所作業車の規模
- 周囲の状況(建物・電線が近いほど、慎重な作業が必要)
- 枝を吊って下ろす必要があるか
- 交通規制や誘導員の要否
- 伐採木の量と処分方法
- 搬入経路と作業スペースの余裕
- 抜根まで行うかどうか
同じ高さの木でも、周囲に何もない空き地と、建物と電線に囲まれた場所では、必要な時間も体制もまったく違います。
正確な金額は現地を確認しないと出せませんが、上記の情報を先にお伝えいただくほど、見積もりの精度は上がります。

切ったあとのことも考えておく
伐採を検討する際は、切ったあとをどうするかも一緒に決めておくと二度手間になりません。
切り株を残す場合
地際で切って処理します。ただし、樹種によってはひこばえ(切り株から出る若い芽)が伸びてくることがあります。
抜根する場合
根を掘り起こして撤去します。舗装や新たな植栽を予定している場合は必要になります。周囲に構造物があると、慎重な作業が必要です。
跡地の使い方
駐車場にするのか、別の木を植えるのか、芝生にするのか。ここが決まっていると、抜根の深さや整地の仕上げも決めやすくなります。
伐採木の行き先
量が多い場合は搬出と処分の費用が発生します。見積もりに含まれているか、必ず確認してください。

熊本で高木の伐採を行う「いづの造園」
いづの造園は、昭和30年の創業以来、熊本県を中心に造園工事と緑地の維持管理を行ってきました。
高所作業車を使った高木の剪定・伐採にも対応しており、公園や公共施設、企業の敷地内など、周囲への配慮が必要な現場での実績があります。
造園工事業に加えて土木工事業、とび・土工工事業の許可も持っているため、
- 高木の伐採・抜根
- 跡地の整地
- 舗装や外構の復旧
- 新たな植栽
まで、一連の流れでご相談いただけます。
施工事例は施工実績ページでご覧いただけます。
まとめ
高所作業車を使う伐採は、樹木の技術と高所作業の安全管理が両方必要な作業です。
ご依頼にあたっては、次の点を押さえておくとスムーズです。
- 木の高さ・本数・周囲の状況を写真とあわせて伝える
- 搬入経路と作業スペースがあるかを先に確認する
- 見積もりに処分費が含まれているかを確認する
- 切ったあとをどうするか(切り株・跡地)まで一緒に決めておく
枯れ枝の落下や倒木は、起きてからでは対応が後手に回ります。
「そろそろ大きくなりすぎたかもしれない」と感じた段階で、一度見てもらうのが安全です。
熊本県内で高木の伐採をご検討の方は、いづの造園までお気軽にご相談ください。
対応エリア
熊本市(中央区・東区・西区・南区・北区)を中心に、熊本県内および周辺の隣県で対応しています。
公園・道路・学校・公共施設などの公共工事から、工場・事業所・商業施設・集合住宅といった民間の敷地まで実績があります。
株式会社いづの造園
- 所在地:〒861-4154 熊本県熊本市南区富合町平原198
- TEL:096-357-4379/FAX:096-357-1303
- 営業時間:8:30〜17:30(土日祝を除く)
- 創業:昭和30年(1955年)
- 許可:特定建設業 熊本県知事許可(特-7)第6510号
- 業種:造園工事業/土木工事業/とび・土工工事業
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