2026.09.05
コラム
街路樹の剪定・管理を業者に依頼するには|道路・施設管理者の方へ
道路沿いに植えられた街路樹は、木陰をつくり、街並みに季節感を与えてくれます。
その一方で、放っておくと次のような問題が出てきます。
- 枝が信号機や道路標識を隠す
- 電線や電話線に接触する
- 歩道にはみ出し、通行の妨げになる
- 落ち葉が側溝をふさぐ
- 大きくなりすぎて根が舗装を持ち上げる
- 枯れ枝が落下する
街路樹の管理は、景観だけの問題ではなく、交通の安全に直結する管理です。
今回は、熊本県内で公共緑地の維持管理を行っている いづの造園が、街路樹の剪定・管理を業者に依頼するときのポイントを整理します。

街路樹の剪定が、庭木と大きく違う点
同じ「木を切る」作業でも、街路樹には固有の難しさがあります。
1.道路上での作業になる
車と歩行者が通る場所での作業です。規制や交通誘導が必要になることが多く、警察や道路管理者との調整が発生する場合もあります。
2.高所作業車が必要になることが多い
歩道の街路樹は3〜10m以上に育っていることが珍しくありません。脚立では届かず、高所作業車を使うことになります。
3.周囲の施設との干渉を確認する必要がある
電線、標識、信号機、看板、防犯カメラ。切る前に位置関係を確認しておかないと、事故につながります。
4.落枝の管理が厳しく求められる
真下を人が歩き、車が走っています。切った枝を落とさない養生と、落とす場合の規制が欠かせません。
つまり街路樹の剪定は、樹木の技術と、道路上の安全管理の両方が必要な仕事だといえます。
剪定の時期はいつがいい?
樹種によって適した時期は変わりますが、大まかな考え方は次のとおりです。
落葉樹(イチョウ、ケヤキ、サクラなど)
葉が落ちて枝ぶりが見える11〜2月が基本です。木への負担も少なく、枝の重なりを判断しやすくなります。
常緑樹(クスノキ、シラカシなど)
真冬の強い剪定は避け、春の芽吹き後から梅雨前、または秋口に行うのが一般的です。
支障枝の緊急対応
標識を隠している、電線に触れている、枯れ枝が落ちそうといった場合は、時期を問わず早めの対応が必要です。
安全に関わる支障枝は、「適期を待つ」よりも「早く手を入れる」ほうが優先されます。

剪定の方法にも種類がある
一律に「短く切る」のが剪定ではありません。
目的によって、切り方は変わります。
- 透かし剪定……混み合った枝を間引き、風通しと見通しを確保する
- 支障枝の除去……標識、信号、電線、建物に干渉する枝だけを切る
- 強剪定(切り戻し)……大きくなりすぎた樹を、幹の途中まで戻す
- 枯れ枝・危険枝の除去……落下の恐れがある枝を優先的に処理する
- 樹形の更新……街路樹全体で樹形を揃え直す
とくに強剪定は、木への負担が大きく、切り方によっては数年で樹勢が落ちることがあります。
「とりあえず短くしておく」を毎年繰り返すと、こぶだらけの不自然な樹形になり、かえって腐朽の入口をつくってしまうこともあります。
どこまで切るかは、その後の管理計画とセットで決めるのが理想です。
依頼前に整理しておきたいこと
見積もりや現地調査をスムーズに進めるために、次の情報があると助かります。
- 場所と延長……路線名、区間、おおよその距離
- 本数と樹種……分かる範囲で構いません
- おおよその樹高……電柱と比べてどのくらいか、でも十分です
- 周囲の状況……電線の有無、車線数、歩道の幅、駐停車の可否
- 希望する仕上がり……見通し確保が目的か、樹形を整えたいのか
- 剪定枝の処分……すべて搬出するか、一部その場に置けるか
- 作業できる時間帯……交通量の少ない時間の指定があるか
とくに7の時間帯は費用と工期に直結します。
夜間や早朝の指定がある場合は、体制が変わることをあらかじめ共有しておくと、見積もりの前提が揃います。

費用が変わるポイント
街路樹の剪定費用は、本数だけで決まりません。
- 樹高と幹の太さ
- 高所作業車や重機が必要か、その規模
- 交通規制の有無と、誘導員の人数
- 作業できる時間帯(昼間か、夜間・早朝か)
- 剪定枝の量と処分方法
- 電線など、干渉物の多さ
- 現場までの搬入経路と駐車スペース
同じ本数でも、片側1車線の幹線道路と、交通量の少ない生活道路とでは、必要な安全対策がまったく違います。
見積もりを比較するときは、規制と処分がどこまで含まれているかを必ず確認してください。

業者選びで確認したいこと
- 高所作業車を扱える体制があるか……運転技能講習の修了者が在籍しているか
- 道路上の作業に慣れているか……規制計画、誘導、養生の実績
- 建設業の許可と保険……公共発注では前提になることがあります
- 樹木の知識があるか……切ってよい枝と、切ってはいけない枝を判断できるか
- 書類対応……施工計画書、安全書類、写真管理、完了報告
- 伐採や植替えまで対応できるか……更新が必要になったときに続けて任せられるか
街路樹は、単年度で終わる管理ではありません。
数年単位で同じ業者が入るほうが、樹形も管理コストも安定します。

熊本で街路樹・公共緑地の管理を行う「いづの造園」
いづの造園は、昭和30年の創業以来、熊本県を中心に造園工事と緑地の維持管理を行ってきました。
公園・公共施設の緑地維持管理を長年担当し、国土交通省の案件も受注しています。
高所作業車を使った高木の剪定・伐採にも対応しており、道路上での作業に必要な安全管理の体制を整えています。
また、造園工事業に加えて土木工事業・とび土工工事業の許可も持っているため、
- 街路樹の剪定・伐採
- 根の張り出しによる舗装の補修
- 側溝や排水まわりの改修
- 防護柵・フェンスの設置
まで、道路まわりの課題をまとめてご相談いただけます。
施工事例は施工実績ページ、事業内容は造園事業ページをご覧ください。
まとめ
街路樹の管理は、樹木の技術と道路上の安全管理の両方が求められる仕事です。
依頼する際は、次の点を押さえておくとスムーズです。
- 見通し確保が目的か、樹形を整えたいのかを先に決める
- 見積もりでは交通規制と剪定枝の処分が含まれるか確認する
- 支障枝や枯れ枝は、適期を待たず早めに対応する
- 単年度ではなく、数年単位で任せられる業者を選ぶ
熊本県内で街路樹の剪定・管理をご検討の担当者様は、いづの造園までお気軽にご相談ください。
現地を確認したうえで、路線の状況に合った作業方法と工程をご提案いたします。
対応エリア
熊本市(中央区・東区・西区・南区・北区)を中心に、熊本県内および周辺の隣県で対応しています。
公園・道路・学校・公共施設などの公共工事から、工場・事業所・商業施設・集合住宅といった民間の敷地まで実績があります。
株式会社いづの造園
- 所在地:〒861-4154 熊本県熊本市南区富合町平原198
- TEL:096-357-4379/FAX:096-357-1303
- 営業時間:8:30〜17:30(土日祝を除く)
- 創業:昭和30年(1955年)
- 許可:特定建設業 熊本県知事許可(特-7)第6510号
- 業種:造園工事業/土木工事業/とび・土工工事業
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