2026.10.07
コラム
つる植物の除去|フェンス・壁・樹木に絡んだとき
「フェンスがツタで覆われて、向こうが見えない」
「木にツルが巻き付いて、木が弱ってきた」
「切っても切っても、また伸びてくる」
つる植物は、成長が非常に早く、放置すると短期間で範囲を広げます。
今回は、熊本市の造園会社いづの造園が、つる植物の除去について整理します。

つる植物が引き起こす問題
1.樹木を枯らす
これが最も深刻な問題です。
つるが樹木に絡むと、次のことが起きます。
光を奪う
つるは木の上まで登り、葉を広げます。その下にある木の葉には光が届きません。
幹を締め付ける
巻き付いたつるは、木の成長とともに幹に食い込みます。水や養分の通り道が絞られます。
重さで枝を折る
つるが茂ると相当な重量になります。台風や積雪で枝が折れる原因になります。
風の抵抗を増やす
樹冠につるが覆いかぶさると、風を受ける面積が増え、倒伏しやすくなります。
大きな木でも、つるに覆われて枯れることがあります。
2.構造物を傷める
フェンス……重さで支柱が傾く。錆の進行が早まる
壁面……吸着根が塗装やモルタルに食い込み、剥がすと跡が残る
雨樋・配管……絡んで詰まらせる
電線……接触すると危険
3.見通しを塞ぐ
フェンスがつるで覆われると、防犯上の死角になります。
4.害虫の住みかになる
密生した場所は、蚊やハチの発生源になります。
主なつる植物
クズ(葛)
最も厄介なものの一つです。成長が非常に早く、一夏で数メートル伸びます。地下に太い根(塊根)をつくり、地上部を切っても再生します。
フジ
太くなると幹のようになり、締め付ける力が強くなります。
ヘクソカズラ、ヤブガラシ
草地や植栽帯に広がります。
ツタ、ナツヅタ
吸着根で壁を登ります。壁面緑化に使われる一方、剥がすときに跡が残ります。
アイビー(ヘデラ)
グランドカバーとして植えられたものが、周囲へ広がることがあります。
テイカカズラ、ノウゼンカズラ
植栽したものが管理されずに広がるケースがあります。

除去の手順
1.まず、根元を切る
つるをたどって、地面から生えている根元を探して切ります。
上のほうだけ切っても、根元がつながっていれば伸び続けます。
逆に、根元を切れば、上に絡んだ部分は枯れます。
2.枯れてから取り除く
生きたつるを無理に引っ張ってはいけません。
- 樹皮が剥がれる
- 枝が折れる
- フェンスや壁が傷む
根元を切って枯らしてから外すと、はるかに安全に取り除けます。
樹木に絡んだものは、この方法が基本です。
3.根を掘り取る
クズなどは、地中に養分を蓄えた太い根があります。
地上部を切っただけでは、そこから再生します。
根本的に止めるには、根の掘り取りが必要です。
範囲が広い場合は重機を使うこともあります。
4.再発を監視する
つるは種でも増えます。
一度除去しても、周囲から侵入してくることがあります。
除去後1〜2年は、伸び始めた段階で処理することが重要です。
小さいうちなら手で抜けます。
樹木に絡んだ場合の注意
樹木に登ったつるを、力任せに引き下ろさないでください。
つるは枝に強く絡んでいます。
引っ張ると枝ごと折れたり、樹皮が剥がれたりします。
正しい手順は、
- 根元でつるを切断する
- そのまま数か月置いて、枯らす
- 枯れて脆くなってから取り除く
急がば回れが、樹木を傷めない方法です。
高い場所のつるを外す場合は、高所作業車が必要になることもあります。

壁面に絡んだ場合の注意
ツタ類は吸着根で壁に張り付いています。
無理に剥がすと、
- 塗装が剥げる
- モルタルが欠ける
- 吸着根の跡が残る
という結果になります。
根元を切って枯らしたあと、慎重に剥がし、残った吸着根は別途処理することになります。
壁の材質と状態によっては、跡が完全には消えないことがあります。
事前に確認しておきたい点です。
根本的な対策
1.発生源を絶つ
隣地や法面から侵入してくる場合、自分の敷地だけ処理しても再発します。
境界での対策が必要です。
2.定期的な草刈りに組み込む
つるは、小さいうちなら簡単に処理できます。
年数回の草刈りの際に、つるも一緒に処理するようにすると、大きくなる前に止められます。
3.防草対策
フェンス沿いや法面の下部に防草シートを施工すると、つるの発生を抑えられます。
4.樹木の点検を定期化する
つるが樹木に登り始めた段階で気づけば、根元を切るだけで済みます。
樹冠まで達してからでは、除去に手間と費用がかかります。
依頼前に整理しておきたいこと
- 範囲……どのくらいの面積・延長か
- 対象……フェンス、壁、樹木、法面のどれか
- 状態……どのくらい茂っているか、樹木の樹冠まで達しているか
- つるの種類……分からなければ写真で構いません
- 侵入元……自分の敷地内か、隣地からか
- 高さ……脚立で届くか、高所作業車が必要か
- 処分……全量搬出か、一部その場に置けるか

熊本でつる植物の除去なら「いづの造園」
いづの造園は、昭和30年の創業以来、熊本県を中心に造園工事と緑地の維持管理を行ってきました。
- つる植物の除去
- 樹木を傷めない外し方
- 根の掘り取り
- 高所作業車を使った高所のつる処理
- フェンス・構造物の点検と補修
- 防草対策
- 定期的な草刈りへの組み込み
まで対応しています。
造園工事業に加えて土木工事業・とび土工工事業の許可も持っているため、傷んだフェンスの交換までまとめてご相談いただけます。
事業内容は造園事業ページをご覧ください。
まとめ
つる植物の除去について、押さえておきたい点です。
- つるは樹木を枯らす。光を奪い、幹を締め、風の抵抗を増やす
- 除去の基本は根元を切って、枯れてから外す
- 生きたつるを力任せに引っ張らない(枝折れ・樹皮剥離の原因)
- クズなどは根の掘り取りをしないと再生する
- 壁面のツタは、剥がした跡が残ることがある
- 小さいうちに処理するのが、最も手間がかからない
- 定期的な草刈りに組み込むと、大きくなる前に止められる
熊本県内でつる植物にお困りの担当者様は、いづの造園までお気軽にご相談ください。
対応エリア
熊本市(中央区・東区・西区・南区・北区)を中心に、熊本県内および周辺の隣県で対応しています。
公園・道路・学校・公共施設などの公共工事から、工場・事業所・商業施設・集合住宅といった民間の敷地まで実績があります。
株式会社いづの造園
- 所在地:〒861-4154 熊本県熊本市南区富合町平原198
- TEL:096-357-4379/FAX:096-357-1303
- 営業時間:8:30〜17:30(土日祝を除く)
- 創業:昭和30年(1955年)
- 許可:特定建設業 熊本県知事許可(特-7)第6510号
- 業種:造園工事業/土木工事業/とび・土工工事業
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