2026.10.19
コラム
熊本の冬にやっておきたい樹木の管理と点検
冬は、緑地管理の仕事が少ない季節だと思われがちです。
しかし実際には、冬こそ手を入れるべき時期です。
草が伸びないぶん、樹木にじっくり向き合えます。
そして、葉が落ちることで、普段見えないものが見えるようになります。
今回は、熊本市の造園会社いづの造園が、冬の樹木管理について整理します。

落葉期は「点検の季節」
葉が落ちると、枝の骨格がはっきり見えます。
これは、樹木の状態を確認する絶好の機会です。
確認できること
- 枯れ枝がどこに、どのくらいあるか
- かかり枝(折れて他の枝に引っかかったまま宙に残った枝)
- 幹や太い枝の空洞、割れ、大きな傷
- 枝が偏って伸びていないか
- 過去の強剪定の跡から腐朽が入っていないか
- 樹形が建物や電線に近づいていないか
- 幹の傾き
葉が茂っている時期には、これらが見えません。
施設の樹木点検を年1回行うなら、12〜2月が最も適した時期です。
記録の残し方
- 樹木に番号を振り、図面に落とす
- 同じ位置から写真を撮る
- 状態と判定(問題なし/経過観察/要対応)を記録する
翌年と比較できる形にしておくと、変化に気づけます。
落葉樹の剪定に最適な時期
冬は、落葉樹の剪定に最も適した時期です。
理由は3つあります。
1.枝ぶりが見える
どの枝を残し、どの枝を落とすか。
葉がないほうが判断しやすくなります。
2.木への負担が少ない
休眠期のため、切っても樹液の流出が少なく、回復も早くなります。
3.作業しやすい
葉がないぶん、作業効率が上がります。
刈った枝葉の量も減るため、搬出と処分の負担も軽くなります。
注意点
樹種によっては、冬の強い剪定を避けたほうがよいものがあります。
また、花芽をつける木は時期を誤ると翌年花が咲きません。
サクラのように、切り口から腐朽が入りやすい樹種もあります。
「落葉期だから何でも切ってよい」わけではありません。

熊本の冬に注意したいこと
熊本は九州とはいえ、内陸部では朝の冷え込みがあります。
1.寒害・凍害
暖地性の樹種や、植えたばかりの木は、寒さで傷むことがあります。
- 葉が茶色く変色する
- 枝先が枯れ込む
対策
- 幹巻き(幹を保護する)
- マルチング(根元を覆って地温を保つ)
- 風の当たる場所では、防風対策
2.霜柱による浮き上がり
植えたばかりの苗や、浅い根の植物は、霜柱で持ち上げられることがあります。
根が浮くと、乾燥して枯れます。
マルチングで地表を覆っておくと、防ぎやすくなります。
3.乾燥
冬は雨が少なく、空気も乾燥します。
常緑樹は冬も葉から水分を蒸散しているため、乾燥で傷むことがあります。
とくに植えて1〜2年の木は、冬でも水やりが必要な場合があります。
4.凍結による転倒
樹木そのものではありませんが、施設管理としては重要です。
- 濡れた落ち葉の上が凍る
- 日陰の園路が凍る
- 水はけの悪い場所に氷が張る
落ち葉の清掃と排水の確保が、凍結対策になります。
冬にやっておきたい作業
1.枯れ枝の除去
冬の強風で落ちる前に処理します。
安全面では最優先の作業です。
2.落葉樹の剪定
樹形の整理、透かし、切り戻し。
3.松の手入れ(もみあげ)
松は年2回手を入れます。冬は古い葉を取り除く「もみあげ」の時期です。
内部に光と風を入れ、病害虫を抑える効果があります。
4.落ち葉の清掃
側溝や排水溝が詰まると、雨のときに水があふれます。
濡れた落ち葉は滑りやすく、凍結の原因にもなります。
5.支柱の点検
- 幹に食い込んでいないか
- 緩衝材が劣化していないか
- 丸太の地際が腐っていないか
- もう外してよい状態か
6.土壌改良・施肥
休眠期は、根まわりの環境を整えるのに適した時期です。
7.伐採・抜根
葉がないぶん作業しやすく、処分量も減ります。
8.土木・外構工事
草の管理に追われないため、舗装の補修、排水の改修、フェンスの設置などを進めやすい時期です。

冬に相談すると、翌年が楽になる
冬は、次のシーズンの準備をする時期でもあります。
年間管理計画の見直し
- 今年はどこで手が回らなかったか
- 来年、草刈りの回数を増やすべき場所はどこか
- 更新(植替え)が必要な木はあるか
- 予算をどこに配分するか
予算要求の材料づくり
冬の点検で「要対応」と判定した箇所は、次年度予算の根拠になります。
日程の確保
5〜9月は造園業者の繁忙期です。
冬のうちに年間の作業時期を決めておくと、繁忙期の日程を押さえられます。
「草が伸びてから連絡する」のでは、希望の週に来てもらえないことがあります。
依頼前に整理しておきたいこと
- 樹木の本数と、おおよその樹高
- 樹種……分かる範囲で
- 気になっている木……枯れ枝、傾き、大きくなりすぎ
- 周囲の状況……建物、電線、駐車場、通路
- 足場……脚立で届くか、高所作業車が必要か
- 剪定枝の処分……全量搬出か、一部その場に置けるか
- 作業できる時期……行事や利用状況の制約

熊本で冬の樹木管理なら「いづの造園」
いづの造園は、昭和30年の創業以来、熊本県を中心に造園工事と緑地の維持管理を行ってきました。
公園や公共施設の緑地維持管理を長年担当しており、
- 落葉樹の剪定、松のもみあげ
- 枯れ枝・危険枝の除去(高所作業車にも対応)
- 樹木の点検、樹木医診断
- 落ち葉の清掃と搬出
- 支柱の点検・撤去
- 伐採・抜根
- 年間管理計画の立案
に対応しています。
さらに土木工事業・とび土工工事業の許可も持っているため、冬のうちに舗装や排水、フェンスの補修まで進められます。
まとめ
熊本の冬の樹木管理のポイントです。
- 落葉期は点検に最適。葉が落ちて枝の骨格が見える
- 落葉樹の剪定は冬が本番。ただし花芽や樹種には注意
- 熊本でも寒害・霜柱・冬の乾燥への配慮は必要
- 枯れ枝の除去は安全面で最優先
- 落ち葉の清掃は、排水確保と凍結対策を兼ねる
- 支柱の点検・撤去を忘れずに
- 冬は土木・外構工事を進めやすい時期
- 冬のうちに年間計画を決めると、繁忙期の日程を押さえられる
熊本県内で樹木の管理をご検討の担当者様は、いづの造園までお気軽にご相談ください。
対応エリア
熊本市(中央区・東区・西区・南区・北区)を中心に、熊本県内および周辺の隣県で対応しています。
公園・道路・学校・公共施設などの公共工事から、工場・事業所・商業施設・集合住宅といった民間の敷地まで実績があります。
株式会社いづの造園
- 所在地:〒861-4154 熊本県熊本市南区富合町平原198
- TEL:096-357-4379/FAX:096-357-1303
- 営業時間:8:30〜17:30(土日祝を除く)
- 創業:昭和30年(1955年)
- 許可:特定建設業 熊本県知事許可(特-7)第6510号
- 業種:造園工事業/土木工事業/とび・土工工事業
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