2026.10.18
コラム
未経験で入って半年後、何ができるようになるか
「未経験でも大丈夫」と言われても、具体的なイメージが湧かない。
そういう方に向けて、半年という区切りで何が変わるのかをお伝えします。
今回は、熊本市の造園会社いづの造園が、入社から半年の変化を月ごとに整理します。
いづの造園では、未経験入社が9人中8人です。
みんな同じところから始めています。

1か月目|とにかく覚える
できること
- 道具と資材の積み込み、荷下ろし
- 刈った草や切った枝を集める、運ぶ
- 現場の清掃
- 作業の補助(押さえる、渡す、持つ)
この時期に起きること
正直に言うと、帰宅後に何もできずに寝てしまう日があります。
体が慣れていないため、疲れ方が違います。
覚えることも多く、道具の名前すら出てきません。
やっておくとよいこと
- 教わったことをメモする
- 道具の名前と置き場所を覚える
- 先輩がどういう順番で作業しているか見る
積み込みと片付けは、道具を覚える最短ルートです。
2か月目|現場の流れが少し見える
できること
- 手道具を使い始める(剪定バサミ、刈込みバサミ、熊手、スコップ)
- 指示された範囲の手作業除草
- 搬出の手伝い
変わること
- 現場に着いてから、何が始まるか予測がつくようになる
- よく行く現場の名前と場所を覚える
- 主要な樹木の名前が2〜3種類わかる
この時期の壁
「自分だけできていない気がする」と感じやすい時期です。
先輩との差が大きく見えます。
ただ、その先輩も同じ場所を通ってきています。
比べるべきは、先月の自分です。
3か月目|新人研修の区切り
いづの造園では、入社〜3か月が新人研修の期間です。
現場で基本を説明しながら、仕事の全体像をつかんでもらいます。
この時点でできていること
- 現場での安全のルールが分かる(立入禁止の場所、合図、保護具)
- 道具の名前と扱い方
- 積み込みと片付けを自分で進められる
- 手道具である程度の作業ができる
- 一日の流れが体に入っている
体の変化
このあたりから、疲れ方が変わってきます。
力の入れ方が分かってくるため、同じ作業でも消耗が減ります。

4か月目|機械を使い始める
いづの造園では、入社3か月〜1年で刈払機・チェンソーの特別教育を取得します。
資格取得の費用は会社が負担します(資格取得補助100%)。
取得後の進み方
いきなり一人で使うことはありません。
- 講習で、なぜ危険なのかと正しい扱い方を学ぶ
- 先輩が近くで見ている状態で使う
- 危険の少ない場所から任される
- 徐々に範囲を広げる
刈払機は、造園業で最も使用頻度の高い機械です。
まずはここから慣れていきます。
この時期の感覚
最初は力任せに振ってしまうため、すぐ疲れます。
刃が切っているのであって、腕力で切るわけではない。
この感覚をつかむまでに、少し時間がかかります。
5か月目|任される範囲が広がる
できること
- 刈払機で、指示された範囲の草刈り
- 低木の刈込み
- 剪定の補助(切った枝の処理、下での受け)
- 芝刈り機の操作
- 植栽の穴掘り、支柱の設置補助
変わること
- 「次に何が必要か」が少し読めるようになる
- 先輩に道具を渡せるようになる
- 搬出の段取りが分かってくる
言われる前に動ける場面が出てきます。
これは、現場の流れが見えてきた証拠です。
6か月目|季節の半分を経験
入社時期にもよりますが、半年経つと2つ以上の季節を経験しています。
- 夏に入社すれば……草刈りの繁忙期と、秋の落ち葉清掃
- 冬に入社すれば……剪定の季節と、春の植栽
季節で仕事が変わることを、体で理解する時期です。
半年時点でできていること(目安)
- 刈払機を安全に扱える
- チェンソーで枝の処理ができる
- 手道具で一通りの作業ができる
- 指示を受けて、一区画を自分で進められる
- 搬出と片付けを自分で組める
- よく扱う樹木の名前が分かる
- 現場の危険箇所に気づける

半年でできないこと
正直に書きます。
剪定の判断はまだできません。
「どの枝を切るか」を自分で決めるには、何百本と切って、その結果を翌年見る経験が必要です。
これは3年目以降の話になります。
現場全体の組み立てもまだです。
自分の作業は組めても、何人でどう分担するか、工程をどう組むかは先の段階です。
高所作業車や重機もまだです。
これらは2年目以降、担当する現場に応じて資格を取得していきます。
それでいいのです。
いづの造園の研修の流れは、
- 入社〜3か月:新人研修
- 3か月〜1年:先輩のサポートを受けながら実践
- 2年目以降:一人でも現場を任せられる職人へ
独り立ちの目安は2年目として組まれています。
半年でできないことがあるのは、前提です。
半年を乗り切るコツ
1.メモを取る……教わったその日に書く
2.分からないことはその場で聞く……分かったふりが一番よくない
3.道具を大事にする……手入れを面倒がらない人は伸びます
4.片付けを丁寧にやる……段取りの練習になります
5.休憩と水分をきちんと取る……とくに夏は無理をしない
6.先月の自分と比べる……先輩と比べても意味がありません
いづの造園は、仕事を3〜5人のチームで進めることが多く、常にそばに聞ける人がいます。
「堅苦しさがなく、社員同士の関係も年齢や役職を問わず良好」であることを、当社は強みとして挙げています。

まとめ
未経験で入って半年の変化です。
- 1か月……運搬・集積・片付け。とにかく覚える時期
- 2か月……手道具を使い始める。現場の流れが少し見える
- 3か月……新人研修の区切り。安全のルールと道具が身につく
- 4か月……刈払機・チェンソーの資格を取得。機械を使い始める
- 5か月……任される範囲が広がる。言われる前に動ける場面が出る
- 6か月……一区画を自分で進められる。季節の変化を体で理解
まだできないこと……剪定の判断、現場全体の組み立て、高所作業車や重機
独り立ちの目安は2年目です。半年でできないことがあって当然です。
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熊本市(中央区・東区・西区・南区・北区)を中心に、熊本県内および周辺の隣県で対応しています。
公園・道路・学校・公共施設などの公共工事から、工場・事業所・商業施設・集合住宅といった民間の敷地まで実績があります。
株式会社いづの造園
- 所在地:〒861-4154 熊本県熊本市南区富合町平原198
- TEL:096-357-4379/FAX:096-357-1303
- 営業時間:8:30〜17:30(土日祝を除く)
- 創業:昭和30年(1955年)
- 許可:特定建設業 熊本県知事許可(特-7)第6510号
- 業種:造園工事業/土木工事業/とび・土工工事業
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