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2026.09.13

コラム

弱った木を残したいとき|樹木診断と樹勢回復の考え方

「昔からある木なので、できれば切りたくない」

「葉の色が悪くなってきたが、原因が分からない」

「枯れ枝が増えてきた。もう手遅れだろうか」

企業の敷地や公共施設、学校には、長年そこにあり続けた木があります。

記念樹やシンボルツリーとして、簡単には切れない木も少なくありません。

今回は、熊本市の造園会社いづの造園が、弱った木を残したいときの考え方をお伝えします。

樹木の状態を確認するいづの造園のスタッフ

樹勢が落ちているサイン

次のような変化が出ていたら、木が弱っている可能性があります。

  • 葉が小さくなった……以前より一枚一枚が小ぶりになる
  • 葉の色が薄い、黄ばんでいる
  • 葉の量が減った……枝の先が透けて見える
  • 枯れ枝が増えた……とくに樹冠の上部から枯れ始める
  • 新しい枝の伸びが短い……その年に伸びた枝が明らかに短い
  • 幹や根元にキノコが出る……内部の腐朽が進んでいるサインです
  • 樹皮がはがれる、割れる
  • 幹の根元に空洞がある

とくに注意したいのが、樹冠の上部から枯れてくる症状です。

木は根から水を吸い上げているため、いちばん遠い先端から不調が出ます。

上のほうが枯れているということは、根に問題が起きている可能性があります。

原因は「地上」より「地下」にあることが多い

葉の色が悪いと、つい葉や枝に目が向きます。

しかし実際には、原因が根や土にあるケースが多くあります。

踏圧(とうあつ)による土の固結

人が歩く、車が通る、駐車場になっている。こうした場所では土が踏み固められ、水と空気が通らなくなります。根は呼吸できずに弱ります。

盛土・切土

根元に土を盛ると、根が窒息します。逆に周囲を掘って根を切ると、水を吸えなくなります。工事のあとに木が弱るのは、これが原因のことが多いものです。

舗装による地表の被覆

アスファルトやコンクリートで根元まで覆われると、雨水が届かなくなります。

排水不良

水はけが悪く、根が常に水に浸かっている状態も根腐れを招きます。

日照条件の変化

建物が建った、周囲の木が大きくなった。光の条件が変わると生育が変わります。

病害虫

カミキリムシなどの穿孔性害虫や、根の病気。

木が弱る原因は複合していることが多く、一つに絞れないこともあります

葉の状態を確認して樹木の健康を診る様子

診断でどんなことを見るのか

樹木の状態を見るときは、次のような点を確認します。

  • 樹種と、その樹種特有の性質
  • 樹高、幹の太さ、樹冠の広がり
  • 葉の大きさ、色、密度
  • 当年枝の伸び具合
  • 枯れ枝の位置と量
  • 幹の傷、空洞、腐朽の有無
  • 根元の状態(露出、埋没、キノコの発生)
  • 周囲の土の固さ、舗装の状況
  • 排水と日照の条件
  • 過去の工事や環境の変化

「いつから変わったか」「そのころ周囲で何があったか」が分かると、原因の絞り込みが早くなります。

数年前の工事や、駐車場の整備がきっかけになっていることも少なくありません。

樹勢回復のためにできること

原因によって対処は変わりますが、代表的な方法には次のようなものがあります。

土壌改良

固くなった土をほぐし、通気と排水を改善します。根の周囲に穴をあけて改良材を入れる方法などがあります。

根系の環境改善

舗装を一部剥がして地表を開ける、盛られた土を取り除く、といった対応です。

灌水

乾燥が原因の場合、適切な量と頻度で水を与えます。

施肥

必要な養分を補います。ただし、弱った木に急に多量の肥料を与えると逆効果になることがあります。

剪定による負担軽減

枝葉を減らして、根とのバランスを取ります。枯れ枝の除去も同時に行います。

支柱の設置

傾きや倒伏の恐れがある場合、物理的に支えます。

外科的処置

腐朽部の処理など。

いづの造園でも、モミの木の樹勢回復を行った実績があります。

葉と枝の状態を近くで確認する様子

「残す」と「切る」の判断

すべての木が回復するわけではありません。

次のような場合は、安全を優先して伐採を検討することになります。

  • 幹の内部に大きな空洞があり、支える力が残っていない
  • 根が腐朽し、倒伏の危険がある
  • 枯死が進み、回復の見込みがない
  • 人や建物への被害リスクが高い場所にある

木を残すことと、人の安全を守ることは、どちらも大切です。

回復の可能性と、倒れたときのリスクを両方見たうえで判断する必要があります。

倒れやすい場所(園路の脇、駐車場、通学路沿いなど)にある木は、より慎重な判断が求められます。

相談するタイミング

早いほど選択肢が多くなります。

葉の量が減ってきた、枝の伸びが悪い、といった段階なら、環境を改善することで持ち直す可能性があります。

一方、樹冠の半分以上が枯れてから相談をいただいても、できることは限られてしまいます。

「なんとなく元気がない気がする」

その段階で一度見てもらうのが、結果的に木を残せる可能性を高めます。

樹木の状態を確認するいづの造園のスタッフ

熊本で樹木の診断・樹勢回復なら「いづの造園」

いづの造園は、昭和30年の創業以来、熊本県を中心に造園工事と緑地の維持管理を行ってきました。

造園工事、外構工事のほか、樹木医診断にも対応しています。

公園や公共施設の緑地維持管理を長年担当しており、樹勢回復の実績もあります。

また、造園工事業に加えて土木工事業の許可も持っているため、

  • 樹木の診断と樹勢回復
  • 土壌改良、排水改善
  • 舗装の一部撤去や復旧
  • 剪定・支柱設置
  • やむを得ない場合の伐採と植替え

まで、一貫してご相談いただけます。

施工事例は施工実績ページでご覧いただけます。

まとめ

弱った木を残したいときのポイントです。

  • 樹冠の上部から枯れるのは、根に問題があるサイン
  • 原因は葉や枝ではなく、土と根にあることが多い
  • 「いつから」「そのころ周囲で何があったか」が原因特定の手がかり
  • 回復の可能性と倒れたときのリスクを両方見て判断する
  • 早い段階で相談するほど、打てる手が多い

長くそこにある木は、簡単には代えがききません。

熊本県内で樹木の状態が気になる木がある場合は、いづの造園までお気軽にご相談ください

対応エリア

熊本市(中央区・東区・西区・南区・北区)を中心に、熊本県内および周辺の隣県で対応しています。

公園・道路・学校・公共施設などの公共工事から、工場・事業所・商業施設・集合住宅といった民間の敷地まで実績があります。

株式会社いづの造園

  • 所在地:〒861-4154 熊本県熊本市南区富合町平原198
  • TEL:096-357-4379/FAX:096-357-1303
  • 営業時間:8:30〜17:30(土日祝を除く)
  • 創業:昭和30年(1955年)
  • 許可:特定建設業 熊本県知事許可(特-7)第6510号
  • 業種:造園工事業/土木工事業/とび・土工工事業

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