2026.09.27
コラム
造園業の繁忙期と閑散期|年間の働き方をイメージする
「造園業は季節で忙しさが変わる」とよく言われます。
では、実際にはいつが忙しくて、いつが落ち着くのか。
そして、忙しい時期はどんな働き方になるのか。
今回は、熊本市の造園会社いづの造園が、年間の仕事量の波についてお伝えします。

年間の波をざっくり見ると
造園業には、大きく2つの山があります。
第1の山|5〜9月(草の季節)
草刈り、除草、芝刈りの需要が集中します。
熊本は梅雨から夏にかけて雨と気温がそろうため、草の伸びが非常に早い地域です。
刈っても2か月ほどで元に戻るため、同じ現場を何度も回ることになります。
台風の前後の対応も、この時期に重なります。
第2の山|12〜2月(剪定の季節)
落葉樹の剪定に最も適した時期です。
葉が落ちて枝ぶりが見えるため、樹形を整えやすくなります。
松の手入れもこの時期です。
間の時期|3〜4月、10〜11月
3〜4月は年度替わりで、公共工事の完了と新年度の立ち上がりが重なります。植栽工事も多い時期です。
10〜11月は落ち葉の清掃と秋の管理。
つまり、完全に暇な時期はありません。
その代わり、やることの中身が季節で入れ替わります。
繁忙期(5〜9月)の働き方
現場のリズム
- 朝の早い時間から作業を始める(暑さを避けるため)
- 一日に複数の現場を回ることもある
- 草刈りが中心で、機械を使う時間が長い
いづの造園の勤務時間は7:30〜17:00(休憩120分)です。
朝早く始めるのは、日中の最も暑い時間帯を避ける意味があります。
体力的な負担
正直に言えば、この時期がいちばんきついです。
暑さと湿度の中での作業になるため、
- こまめな休憩と水分・塩分の補給
- 空調服などの装備
- 日陰と日向を考えた作業順の組み立て
といった対策を取ります。
休憩時間が120分あるのは、これを確保するためでもあります。
休日はどうなるか
繁忙期でも、完全週休2日制は変わりません。
いづの造園は、土曜・日曜・祝日・夏季・年末年始が休みです。
年間の作業計画を立てて仕事を回すため、無理な詰め込みが起きにくい仕組みになっています。
年間管理の契約をいただいている現場では、作業時期をあらかじめ決めています。
「急に来てほしい」に振り回されにくいのは、計画的に仕事を受けているためです。

閑散期(12〜2月)の働き方
「閑散期」と呼びましたが、暇なわけではありません。
仕事の性格が変わります。
剪定に集中できる
草が伸びないため、一つの現場にじっくり取り組めます。
落葉樹の剪定、松の手入れ。
造園の技術がいちばん問われる時期でもあります。
一本の木と長い時間向き合うため、技術を伸ばすにはこの季節が重要です。
土木・外構工事
草の管理に追われないぶん、土木工事や外構工事に人員を回せます。
側溝の改修、フェンスの設置、造成など。
来年度の準備
- 年間管理計画の見直し
- 見積もりの作成
- 資格取得の講習受講
- 道具・機械の整備
資格の講習は、この時期に受けることが多くなります。
繁忙期は現場を離れにくいためです。
体力面
夏に比べれば楽ですが、朝の冷え込みはあります。
重ね着で調整し、体を温めてから作業に入ります。
天候による変動
季節の波とは別に、天候による変動もあります。
雨の日
作業を中止することがあります。その場合は内業にあてます。
- 道具や機械の整備
- 書類の作成
- 次の現場の段取り
台風の前後
前は点検と対策、後は倒木や折れ枝の処理。
予定していた作業を組み替えることになります。
梅雨
作業日が読みにくくなるため、日程に余裕を見て計画します。

1年を通して働くということ
未経験で入ると、最初の1年は「初めて」の連続です。
- 春に植栽を覚え
- 夏に草刈りと機械の扱いを覚え
- 秋に清掃と搬出を覚え
- 冬に剪定を覚える
一年ひとまわりして、ようやく仕事の全体像が見えてきます。
逆に言えば、半年では見えない部分があります。
2年目、3年目と季節を重ねるほど、「去年のあの現場はこうだった」という引き出しが増えていきます。
いづの造園の研修の流れも、
- 入社〜3か月:新人研修
- 3か月〜1年:先輩のサポートを受けながら実践
- 2年目以降:一人でも現場を任せられる職人へ
と、1年を一つの区切りとして組まれています。
季節があることの面白さ
同じ場所に、季節を変えて何度も通う。
これが造園業の特徴です。
- 春に植えた木が、夏に葉を茂らせ、秋に色づき、冬に骨格を見せる
- 去年の剪定が、今年どう出たかが分かる
- 何年も同じ公園を担当し、木の成長を見続ける
自分の仕事の結果を、時間をかけて確認できる仕事はそう多くありません。
季節の波は負担でもありますが、この仕事の面白さの源でもあります。

まとめ
造園業の年間の波について、まとめます。
- 5〜9月……草刈りの季節。最も忙しく、体力的にも厳しい
- 12〜2月……剪定の季節。技術を伸ばす時期
- 3〜4月・10〜11月……植栽、年度替わり、落ち葉清掃
- 完全に暇な時期はない。やることの中身が入れ替わる
- 繁忙期でも完全週休2日制は変わらない(いづの造園の場合)
- 資格の講習は、現場を離れやすい冬に受けることが多い
- 一年ひとまわりして、仕事の全体像が見えてくる
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対応エリア
熊本市(中央区・東区・西区・南区・北区)を中心に、熊本県内および周辺の隣県で対応しています。
公園・道路・学校・公共施設などの公共工事から、工場・事業所・商業施設・集合住宅といった民間の敷地まで実績があります。
株式会社いづの造園
- 所在地:〒861-4154 熊本県熊本市南区富合町平原198
- TEL:096-357-4379/FAX:096-357-1303
- 営業時間:8:30〜17:30(土日祝を除く)
- 創業:昭和30年(1955年)
- 許可:特定建設業 熊本県知事許可(特-7)第6510号
- 業種:造園工事業/土木工事業/とび・土工工事業
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