2026.09.28
コラム
公園の遊具まわりの安全管理と緑地整備
公園の安全管理というと、遊具そのものの点検を思い浮かべると思います。
しかし実際には、遊具の周囲の緑が原因で起きる問題も少なくありません。
- 木の枝が滑り台の出口に張り出している
- 草が伸びて、子どもの姿が見えない
- 根が地面を持ち上げて、つまずきやすくなっている
- 遊具の真上に枯れ枝がある
今回は、熊本市の造園会社いづの造園が、遊具まわりの緑地管理について整理します。

見通しの確保
遊具まわりで最も重要なのが、見通しです。
なぜ見通しが必要か
- 保護者が子どもの姿を確認できる
- 管理者が園内を見渡せる
- 死角が減り、不審者への抑止力になる
- 事故が起きたとき、早く気づける
見通しを妨げるもの
- 伸びすぎた低木・生垣
- 下枝の張り出した樹木
- 背丈を超えた雑草
- 密植された植栽帯
対策の考え方
樹木は、下枝を上げる(枝下を確保する)ことで、視線が通るようになります。
木を切る必要はなく、地上から一定の高さまでの枝を落とすだけで見通しは大きく改善します。
低木は、高さを腰から胸のあたりに抑えると、向こう側が見えます。
落枝と落果のリスク
遊具の真上に枝が張り出していないか
滑り台、ブランコ、砂場、ベンチ。
子どもが長い時間とどまる場所の上に枯れ枝があると、落下事故の危険があります。
確認すべき点
- 枯れ枝がないか
- 折れかけた枝(かかり枝)が残っていないか
- 台風のあと、状態が変わっていないか
落果にも注意
実のなる木の下では、実が落ちて滑ることがあります。
また、樹液を出す木の下では、遊具やベンチがべたつくことがあります。
遊具まわりの植栽を計画する際は、樹種の性質も考慮したい点です。

根の張り出しによる段差
樹木の根は、地表近くを水平に伸びることがあります。
その結果、
- 舗装された園路が持ち上がる
- 遊具まわりのゴムチップが盛り上がる
- 芝生や土の地面に凹凸ができる
こうした段差は、つまずきによる転倒の原因になります。
子どもは足元をあまり見ずに走るため、わずかな段差でも危険です。
対処の考え方
根を切れば段差は解消しますが、切りすぎると木が倒れやすくなります。
- 舗装側を調整する(根を避けて舗装をやり直す)
- 根の上に土をかぶせて緩やかにする
- どうしても支障がある根だけ、樹木医の判断のもとで処理する
「根を切ればいい」という単純な話ではありません。
樹木の安全と、通行の安全の両方を見て判断する必要があります。
除草の範囲と頻度
遊具まわりは、通常の緑地より丁寧な除草が必要です。
理由
- 草が伸びると、遊具の基礎や地面の状態が見えなくなる
- 転倒したとき、隠れていた石や破片で怪我をする
- 虫(とくにハチ)が発生しやすくなる
- 見通しが悪くなる
遊具の直下・直近は手作業になることが多い
刈払機は飛石を飛ばすため、遊具や周囲の設備を傷つける恐れがあります。
遊具のすぐ脇や、ゴムチップの上は手作業で処理します。
そのぶん時間がかかるため、見積もりでは手作業が必要な範囲を明確にしておく必要があります。
作業時の安全配慮
公園は、作業中も利用者が入ってきます。
とくに子どもは、立入禁止の表示を理解せずに近づいてくることがあります。
必要な配慮
- 作業範囲を明確に区切る(カラーコーン、ロープ、看板)
- 作業員を配置して声をかける
- 飛石対策(刈払機の使用時は特に)
- 機械や道具を放置しない
- 作業車両の出入りに注意する
- 利用の少ない時間帯を選ぶ
作業の告知
事前に掲示を出しておくと、利用者の理解が得られやすくなります。
学校の行事や、地域のイベントと重ならないよう日程を調整することも重要です。

日常点検で見ておきたいこと
専門知識がなくても確認できる項目です。
遊具まわり
- 枯れ枝が真上にないか
- 地面に凹凸や段差ができていないか
- 草が伸びて見通しを妨げていないか
園路
- 根の張り出しで舗装が浮いていないか
- 濡れた落ち葉で滑りやすくなっていないか
樹木
- 根元にキノコが生えていないか
- 傾いている木がないか
- 台風のあと、状態が変わっていないか
排水
- 側溝に落ち葉や土がたまっていないか
記録を残すことで、変化に気づきやすくなります。
緑と設備をまとめて見られる体制
公園の管理では、緑と構造物が隣り合っています。
- 樹木の根が、舗装を持ち上げている
- 落ち葉が、側溝をふさいでいる
- 植栽が、フェンスを押している
- 芝生の下地が、排水不良を起こしている
原因が緑にあるのに、対処は土木側という場面が多くあります。
両方を見られる会社に相談すると、原因から対処までがつながります。
いづの造園は、造園工事業・土木工事業・とび土工工事業の三業種の許可を持っています。
- 樹木の剪定・伐採、除草
- 園路や舗装の補修
- 排水まわりの改修
- 防護柵・フェンスの設置
まで、一つの窓口でご相談いただけます。
過去には、動植物園の鹿の放飼場改修工事なども担当しています。

まとめ
遊具まわりの緑地管理のポイントです。
- 最も重要なのは見通しの確保。下枝を上げ、低木の高さを抑える
- 遊具の真上の枯れ枝は優先的に処理する
- 根の張り出しによる段差は、根を切るだけでは解決しない
- 遊具の直近は手作業の除草が必要。見積もりで範囲を明確に
- 作業中は利用者、とくに子どもへの配慮が欠かせない
- 緑と設備を両方見られる体制があると、原因から対処までつながる
熊本県内で公園の維持管理をご検討の担当者様は、いづの造園までお気軽にご相談ください。
対応エリア
熊本市(中央区・東区・西区・南区・北区)を中心に、熊本県内および周辺の隣県で対応しています。
公園・道路・学校・公共施設などの公共工事から、工場・事業所・商業施設・集合住宅といった民間の敷地まで実績があります。
株式会社いづの造園
- 所在地:〒861-4154 熊本県熊本市南区富合町平原198
- TEL:096-357-4379/FAX:096-357-1303
- 営業時間:8:30〜17:30(土日祝を除く)
- 創業:昭和30年(1955年)
- 許可:特定建設業 熊本県知事許可(特-7)第6510号
- 業種:造園工事業/土木工事業/とび・土工工事業
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