2026.09.15
コラム
造園業で使う道具と機械|刈払機からチェンソーまで
造園業に興味を持ったとき、「どんな道具を使うのか」は気になるところだと思います。
手作業の道具から、大型の機械まで。
造園業は、扱う道具の幅が広い仕事です。
今回は、熊本市の造園会社いづの造園が、現場で使う主な道具と機械を紹介します。

手道具|まず覚えるのはここから
未経験で入って最初に手にするのは、機械ではなく手道具です。
剪定バサミ
枝を切る基本の道具。片手で扱える太さの枝に使います。造園職人が最も長く手にする道具といえます。
刈込みバサミ
両手で持つ大きなハサミ。生垣や低木の表面を面で整えるときに使います。
剪定ノコギリ
ハサミでは切れない太い枝に。押すのではなく引いて切ります。
高枝切りバサミ
長い柄の先に刃がついたもの。脚立を使わずに届く範囲を広げられます。
熊手・レーキ
落ち葉や刈った草を集めます。地味ですが、使う頻度は非常に高い道具です。
スコップ・剣先スコップ
植え穴を掘る、土を運ぶ。植栽工事の基本道具です。
一輪車(ネコ車)
土や刈草を運びます。バランスを取るのに少しコツが要ります。
これらは資格が不要で、入社初日から使うものです。
エンジン機械|資格が必要になる領域
ここからは、法律で教育を受けることが義務づけられている道具です。
刈払機(草刈機)
肩から下げて、先端の刃を回転させて草を刈る機械です。
造園業で最も使用頻度が高い機械のひとつで、刈払機取扱作業者の特別教育が必要です。
注意すべきは飛石です。
刃が石や金属片を高速で弾き飛ばすため、保護メガネの着用と、周囲への配慮が欠かせません。
車や窓ガラスの近くでは、養生をしてから作業します。
チェンソー
木を伐採したり、太い枝を切り分けたりする機械です。
チェンソーによる伐木等の業務の特別教育が必要です。
危険なのはキックバック(刃先が木に触れて跳ね返る現象)と、木が予想外の方向に倒れることです。
そのため、切る前に倒す方向と退避経路を決めます。

芝刈り機
芝生を刈る機械です。手押し式、自走式など種類があります。
グラウンドや公園の広場のように、広くて平坦な場所で使います。
刈る高さを揃えられるのが、刈払機との違いです。
ヘッジトリマー
生垣や低木の刈込みに使う機械です。刈込みバサミの機械版と考えると分かりやすいでしょう。
ブロワー
風で落ち葉やゴミを吹き集める機械です。清掃の効率が大きく変わります。
高圧洗浄機
石張りやコンクリートの汚れを落とすときに使います。
大型機械|技能講習が必要な領域
高所作業車
バケットに乗って高い場所で作業する車両です。
街路樹や高木の剪定・伐採には欠かせません。
作業床の高さが10m以上の場合、高所作業車運転技能講習が必要です。
設置するときは、アウトリガー(車体を支える脚)を張る地盤の状態を必ず確認します。地盤が沈むと転倒につながるためです。
バックホウ(油圧ショベル)
掘削、整地、積み込みに使います。
車両系建設機械(整地・運搬・積込み用及び掘削用)の技能講習が必要です。
造園でも、植え穴の掘削、抜根、造成、排水工事などで使います。
クレーン・玉掛け
大きな木や石、資材を吊るときに使います。
玉掛け技能講習と、小型移動式クレーン技能講習が必要です。
ランマー・プレート(転圧機械)
埋め戻した土を締め固める機械です。
これを省くと、あとで地面が沈みます。土木工事では欠かせない工程です。

測量機器
造園も土木も、高さと位置を正確に出す必要があります。
オートレベル
高さを測る機器。三脚に据えて、水平を基準に高低差を読み取ります。
排水勾配を取るとき、擁壁や園路の高さを決めるときなど、使う場面は多くあります。
トランシット・トータルステーション
角度と距離を測る機器です。
「造園=植物だけ」と思われがちですが、実際には数字を扱う場面がかなりあります。
保護具|これも道具のうち
- ヘルメット
- 保護メガネ(刈払機作業では必須)
- 手袋
- 安全靴
- すね当て、チャップス(チェンソー作業時)
- フルハーネス型墜落制止用器具(高所作業時)
- 空調服(夏場)
いづの造園では作業着・道具を貸与しているため、入社時に自分で買い揃える必要はありません。

どの順番で扱えるようになるのか
いづの造園の場合、次のような流れです。
入社〜3か月……手道具から。運搬、集積、補助作業を通じて現場に慣れます
3か月〜1年……刈払機・チェンソーの特別教育を取得。機械を使い始めます
2年目以降……担当する現場に応じて、高所作業車、玉掛け、車両系建設機械などを順次取得
資格取得の費用は会社が負担します(資格取得補助100%)。
いきなり大型機械を任されることはありません。
一つずつ、扱える道具が増えていきます。
まとめ
造園業で使う道具は、大きく4つに分かれます。
- 手道具……剪定バサミ、ノコギリ、熊手、スコップ(資格不要、初日から)
- エンジン機械……刈払機、チェンソー、芝刈り機(特別教育が必要)
- 大型機械……高所作業車、バックホウ、クレーン(技能講習が必要)
- 測量機器……オートレベルなど(高さと位置を出す)
扱える道具が増えることは、できる仕事が増えることであり、待遇にも反映されていきます。
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公園・道路・学校・公共施設などの公共工事から、工場・事業所・商業施設・集合住宅といった民間の敷地まで実績があります。
株式会社いづの造園
- 所在地:〒861-4154 熊本県熊本市南区富合町平原198
- TEL:096-357-4379/FAX:096-357-1303
- 営業時間:8:30〜17:30(土日祝を除く)
- 創業:昭和30年(1955年)
- 許可:特定建設業 熊本県知事許可(特-7)第6510号
- 業種:造園工事業/土木工事業/とび・土工工事業
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