2026.09.22
コラム
駐車場の除草対策|防草シート・舗装・砂利の使い分け
「毎年、駐車場の草刈りに費用がかかっている」
「刈っても2か月でまた生えてくる」
「除草にかける手間を減らしたい」
こうしたご相談をいただくことがあります。
草刈りは有効な管理方法ですが、根が残るため必ずまた生えてきます。
繰り返し費用がかかる場所については、そもそも草が生えにくい状態をつくる「防草」という考え方があります。
今回は、熊本市の造園会社いづの造園が、駐車場や敷地の防草対策を比較します。

まず、現状の費用を整理する
対策を選ぶ前に、いま何にいくらかかっているかを整理すると判断しやすくなります。
- 年間の草刈り回数
- 1回あたりの費用
- 職員が対応している場合、その延べ時間
- 苦情や安全上の問題が出ているか
たとえば年3回の草刈りを毎年続けているなら、10年で30回分の費用がかかります。
防草対策は初期費用がかかりますが、数年で回収できるかどうかが判断の分かれ目になります。
すべての場所に施工する必要はありません。
手のかかっている場所だけに絞るのが現実的です。
対策1|防草シート
不織布や織布のシートを地面に敷き、光を遮って草の生育を抑える方法です。
メリット
- 舗装より初期費用が安い
- 施工が比較的短期間で済む
- 部分的な施工がしやすい
- 上に砂利や人工芝を敷いて仕上げられる
デメリット
- 耐用年数がある(製品と環境によります)
- 継ぎ目や端部から草が出ることがある
- 紫外線で劣化するため、露出させると寿命が短くなる
- 車が頻繁に出入りする場所では傷みやすい
うまくいくかどうかの分かれ目
防草シートは施工の丁寧さで結果がまったく変わります。
- 敷く前に、既存の草と根をきちんと除去したか
- 地面を平らにならしたか
- 継ぎ目を十分に重ねたか
- ピンで確実に固定したか
- 端部(構造物との境目)を処理したか
草が出てくるのは、たいてい継ぎ目と端部です。
「シートを敷いたのにすぐ生えた」という場合、施工の問題であることが多くあります。

対策2|砂利敷き(防草シート併用)
防草シートの上に砂利を敷く方法です。
メリット
- シートの紫外線劣化を防ぎ、寿命が延びる
- 見た目が整う
- 水はけがよい
- 舗装より安価
デメリット
- 砂利の上に土がたまると、そこに草が生える
- 車の出入りで砂利が散る
- 除雪や清掃がしにくい
厚みが重要です。砂利が薄いとシートが露出し、意味が薄れます。
数年後、砂利の上に堆積した土から草が生えることがあるため、定期的に表面を整える必要があります。
対策3|舗装(アスファルト・コンクリート)
最も確実な方法です。
メリット
- 草がほぼ生えない
- 耐用年数が長い
- 車の走行に適している
- 清掃しやすい
デメリット
- 初期費用が最も高い
- 雨水が浸透しないため、排水計画が必要
- 目地や割れ目からは草が生えることがある
- 撤去や変更がしにくい
駐車場として日常的に車が出入りする場所では、結局これが最も合理的なことが多くあります。
初期費用は高くても、10年、20年のスパンで見れば管理費が抑えられます。
なお、雨水の行き先を考えずに舗装すると、周囲に水があふれます。
排水とセットで計画する必要があります。

対策4|除草剤
薬剤で草を枯らす方法です。
メリット
- 初期費用が安い
- 広い面積に短時間で対応できる
デメリット
- 効果は一時的で、繰り返しが必要
- 周辺の植栽への影響に配慮が必要
- 使用できる場所が限られる(公園、学校、住宅の近く、水路沿いなど)
- 雨で流出する可能性がある
薬剤を使う場合は、使用してよい場所かどうかの確認が最初の判断になります。
土壌処理剤と茎葉処理剤では性質が異なり、周囲への影響も変わります。
公共施設や、人が日常的に利用する場所では、慎重な検討が必要です。
対策5|グランドカバー植物
地面を這う植物で覆い、雑草が生える余地をなくす方法です。
メリット
- 景観がよい
- 雨水が浸透する
- 表面温度の上昇を抑えられる
デメリット
- 定着するまで時間がかかる
- その間は雑草の管理が必要
- 車が通る場所には向かない
- 植物自体の管理が必要
駐車場そのものより、駐車場の周囲や法面に向いた方法です。
場所によって使い分ける
一つの敷地でも、場所ごとに条件が違います。
| 場所 | 向いている対策 |
|—|—|
| 車が日常的に通る駐車スペース | 舗装 |
| たまにしか使わない予備スペース | 防草シート+砂利 |
| 建物まわり、通路の脇 | 防草シート+砂利、または舗装 |
| 法面・斜面 | 草刈りの継続、またはグランドカバー |
| 植栽帯の中 | 手作業の除草、マルチング |
| 広い空き地 | 定期的な草刈り |
すべてを防草にするのが正解ではありません。
費用対効果が高い場所から順に手を入れるのが現実的です。

熊本で除草対策・防草工事なら「いづの造園」
いづの造園は、昭和30年の創業以来、熊本県を中心に造園・土木・とび土工の工事を行ってきました。
造園工事業・土木工事業・とび土工工事業の三業種の許可を持っているため、
- 草刈り・除草
- 防草シートの施工
- 砂利敷き
- 舗装・造成
- 排水計画
- 植栽・グランドカバー
まで、現場の条件に合わせて一括でご提案できます。
「どの方法が向いているか分からない」という段階でもご相談いただけます。
まとめ
除草対策を選ぶときのポイントです。
- まず現状の年間費用を整理して、何年で回収できるかを考える
- 防草シートは施工の丁寧さで結果が変わる。継ぎ目と端部が要注意
- 砂利は厚みが重要。上に土がたまると草が生える
- 車が日常的に通るなら舗装が結局合理的。ただし排水とセットで
- 除草剤は使ってよい場所かの確認が先
- すべてを防草にする必要はない。手のかかる場所から
熊本県内で除草対策をご検討の担当者様は、いづの造園までお気軽にご相談ください。
対応エリア
熊本市(中央区・東区・西区・南区・北区)を中心に、熊本県内および周辺の隣県で対応しています。
公園・道路・学校・公共施設などの公共工事から、工場・事業所・商業施設・集合住宅といった民間の敷地まで実績があります。
株式会社いづの造園
- 所在地:〒861-4154 熊本県熊本市南区富合町平原198
- TEL:096-357-4379/FAX:096-357-1303
- 営業時間:8:30〜17:30(土日祝を除く)
- 創業:昭和30年(1955年)
- 許可:特定建設業 熊本県知事許可(特-7)第6510号
- 業種:造園工事業/土木工事業/とび・土工工事業
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