2026.10.02
コラム
緑地の年間管理計画のつくり方|月別の作業カレンダー
緑地の管理は、その都度対応していると、どうしても後手に回ります。
- 草が伸びてから連絡する → 業者の日程が埋まっている
- 枝が支障になってから依頼する → 作業量が増えて費用も上がる
- 予算を組む段階で、必要額が分からない
これを解決するのが、年間管理計画です。
今回は、熊本市の造園会社いづの造園が、緑地の年間管理計画のつくり方を整理します。

年間計画をつくる3つのメリット
1.適期に作業できる
樹木には、それぞれ適した作業時期があります。
計画がないと、「気づいたときにやる」ことになり、不適期の作業になりがちです。
2.費用が読める・抑えられる
年間の作業内容と回数が決まっていれば、予算要求の根拠になります。
また、伸びきる前に手を入れるため、1回あたりの作業量が減ります。
3.担当者の負担が減る
その都度の見積もり取得、日程調整、現場説明。
これらが年に一度で済みます。
熊本の緑地|月別カレンダー
現場によって変わりますが、標準的な流れを示します。
3月|年度の立ち上がり
- 年間管理計画の確認
- 常緑樹の剪定(芽が動く前)
- 花壇の春の植替え
- 芝生の更新作業の準備
4月|動き出す季節
- 植栽工事(常緑樹の適期)
- 花壇の管理開始
- 病害虫の初期防除(幼虫の発生時期)
- 前年の枯れ枝の点検
5月|草の伸びが始まる
- 1回目の草刈り
- 芝刈りの開始
- 常緑樹の剪定
- 台風対策の点検を計画
6月|梅雨と防除
- 草刈り(2回目に入る現場も)
- 生垣の刈込み(1回目)
- 台風前の樹木点検・枯れ枝除去
- 病害虫の防除
- 芝刈り
7月|繁忙期
- 草刈り(回数が最も必要な時期)
- 芝刈り
- 生垣の刈込み
- 台風対策の仕上げ
8月|夏の管理
- 草刈り
- 芝刈り
- 灌水(植栽したての木、花壇)
- 台風の前後対応
9月|台風と秋の入口
- 草刈り
- 台風後の点検、折れ枝の処理
- 花壇の秋の植替え準備
10月|秋の管理
- 秋の草刈り(今年の仕上げ)
- 生垣の刈込み(2回目)
- 花壇の秋の植替え
- 芝生の更新作業
- 落ち葉清掃の準備
11月|落ち葉の季節
- 落ち葉の清掃(1回目)
- 側溝・排水まわりの清掃
- 落葉樹の剪定開始
- 植栽工事(落葉樹の適期)
12月|剪定の本番
- 落ち葉の清掃(2回目)
- 落葉樹の剪定
- 松の手入れ
- 枯れ枝の除去
1月|樹木と向き合う
- 落葉樹の剪定
- 松の手入れ
- 伐採作業
- 土木・外構工事
2月|次年度の準備
- 剪定の仕上げ
- 樹木の点検(枝ぶりが見える時期)
- 次年度の計画立案・予算の確認
- 支柱の点検・撤去


計画をつくる手順
ステップ1|現状を把握する
- 敷地の面積と、その内訳(芝生/植栽帯/雑草地/舗装)
- 樹木の本数、樹種、おおよその樹高
- 生垣の延長
- 花壇の面積
- 排水設備の位置
図面に樹木番号を振っておくと、以後の管理が格段に楽になります。
ステップ2|必須と任意を分ける
限られた予算の中では、優先順位が必要です。
必須(安全に関わるもの)
- 枯れ枝・危険木の処理
- 見通しを妨げる植栽の処理
- 排水まわりの清掃
- 通路・園路の安全確保
準必須(景観と機能)
- 定期の草刈り
- 生垣の刈込み
- 落ち葉の清掃
任意(余裕があれば)
- 花壇の植替え回数を増やす
- 芝生の更新作業
- 植栽の追加
安全に関わるものから確保するのが基本です。
ステップ3|回数と時期を決める
草刈りは年何回か。剪定はどの樹木を何年おきに行うか。
すべての樹木を毎年剪定する必要はありません。
樹種と成長速度に応じて、2〜3年周期にできるものもあります。
ステップ4|複数年で考える
単年度ですべてを行おうとすると、予算が足りなくなります。
- 今年は草刈りと危険木の処理
- 来年は高木の剪定
- 再来年は植替えと更新
というように分ければ、単年度の負担を平準化できます。
ステップ5|業者と共有する
計画ができたら、業者と共有します。
作業時期を先に押さえておけば、繁忙期でも日程が確保できます。

記録を残していく
計画は、実施した記録と合わせてはじめて機能します。
- 実施日と作業内容
- 作業前・作業後の写真
- 気づいた点(この木は来年手を入れたほうがよい、など)
- 費用
これを毎年蓄積していくと、
- 翌年の計画が立てやすくなる
- 変化に気づける
- 担当者が代わっても引き継げる
- 予算要求の根拠になる
「去年と比べてどうか」が分かることが、管理の質を上げます。
熊本で緑地の年間管理なら「いづの造園」
いづの造園は、昭和30年の創業以来、熊本県を中心に造園工事と緑地の維持管理を行ってきました。
公園や公共施設の緑地維持管理を長年担当し、年間管理の実績も多数あります。
- 剪定・伐採
- 草刈り・除草
- 公園・樹木の年間管理
- 病害虫防除
- 安全確保のための管理
- 植栽・緑地整備
さらに、造園工事業に加えて土木工事業・とび土工工事業の許可も持っているため、園路の補修や排水改修、フェンスの設置まで年間計画に組み込めます。
設計から施工、その後の維持管理までを一つの流れとして考えることを大切にしています。
事業内容は造園事業ページをご覧ください。
まとめ
年間管理計画のポイントです。
- 計画があると、適期に作業でき・費用が読め・担当者の負担が減る
- 熊本では、5〜9月が草の管理、11〜2月が剪定と清掃
- 手順は、現状把握 → 優先順位 → 回数と時期 → 複数年で分ける → 業者と共有
- 図面に樹木番号を振っておくと管理が楽になる
- 安全に関わるものから予算を確保する
- すべての樹木を毎年剪定する必要はない
- 実施記録を蓄積することで、翌年の計画精度が上がる
熊本県内で緑地の年間管理をご検討の担当者様は、いづの造園までお気軽にご相談ください。
対応エリア
熊本市(中央区・東区・西区・南区・北区)を中心に、熊本県内および周辺の隣県で対応しています。
公園・道路・学校・公共施設などの公共工事から、工場・事業所・商業施設・集合住宅といった民間の敷地まで実績があります。
株式会社いづの造園
- 所在地:〒861-4154 熊本県熊本市南区富合町平原198
- TEL:096-357-4379/FAX:096-357-1303
- 営業時間:8:30〜17:30(土日祝を除く)
- 創業:昭和30年(1955年)
- 許可:特定建設業 熊本県知事許可(特-7)第6510号
- 業種:造園工事業/土木工事業/とび・土工工事業
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