2026.09.24
コラム
免許・資格が給与に反映される仕組み|手当の考え方
「資格を取ると給料が上がる」
造園業や建設業でよく聞く話ですが、実際にどういう仕組みなのかは分かりにくいと思います。
今回は、熊本市の造園会社いづの造園が、資格と手当の関係について整理します。

給与を構成する3つの部分
造園業の収入は、大きく3つに分かれます。
1.基本給
経験年数や役割に応じて決まる、ベースの部分です。
2.各種手当
いづの造園の場合、能力手当・家族手当・免許手当などがあります。
3.福利厚生
給与明細の金額には出ませんが、実質的な待遇です。社会保険、作業着・道具の貸与、資格取得費用の会社負担などが含まれます。
このうち、自分の努力で直接動かせるのが2の手当です。
なぜ資格が手当になるのか
理由は明確です。
資格がないと、その作業ができないからです。
造園・建設の現場では、法律で有資格者しか従事できない作業が数多くあります。
- 刈払機を使う → 特別教育が必要
- チェンソーで伐木する → 特別教育が必要
- 高所作業車のバケットに乗る → 技能講習が必要
- クレーンで荷を吊る → 玉掛け・小型移動式クレーンが必要
- 重機で掘削する → 車両系建設機械の技能講習が必要
- 高所で作業する → フルハーネス特別教育が必要
つまり、資格を持っている人が増えるほど、会社として受けられる仕事が広がります。
そして本人にとっては、現場での役割が増えます。
この2つが重なるため、資格の保有が手当という形で反映されるわけです。
会社側から見た資格の意味
もう一つ、公共工事の観点があります。
公共工事では、現場に主任技術者や監理技術者を配置することが求められます。
該当する資格には、造園施工管理技士(1級・2級)、土木施工管理技士(1級・2級)などがあります。
有資格者が社内にいるかどうかが、受注できる工事の規模を決めます。
だからこそ、会社は資格取得を後押しします。
いづの造園も、行政からの仕事を多く担当しているため、資格取得のサポートに力を入れています。

費用は誰が払うのか
技能講習は、数万円かかるものもあります。
複数の資格を取ろうとすると、自費では相当な負担になります。
いづの造園では、資格取得補助が100%です。
会社が全面的にサポートするため、費用の心配をせずに取得を進められます。
これは未経験で入社した方も、経験者が新しい資格を取る場合も同じです。
「取りたいけれど費用が」という理由で足踏みする必要はありません。
どの順番で取ると効率がよいか
一般的には、現場ですぐ使う資格から取っていきます。
段階1|入社3か月〜1年
刈払機の特別教育
草刈りは造園業で最も使用頻度の高い作業です。
チェンソーの特別教育(伐木等の業務)
伐採と枝の処理に必要です。
いづの造園では、この時期にこの2つを取得します。
段階2|2年目以降
担当する現場に応じて広げていきます。
フルハーネス特別教育……高所作業に必要
高所作業車運転技能講習……街路樹や高木を扱うなら必須
玉掛け/小型移動式クレーン……枝や資材を吊る作業
車両系建設機械……掘削、整地、抜根
小型移動式クレーン、地山の掘削及び土止め支保工作業主任者
段階3|経験を積んでから
造園施工管理技士(2級 → 1級)
土木施工管理技士(2級 → 1級)
受検には実務経験年数が必要です。
現場で数年経験を積んでから挑戦する流れになります。
段階4|専門を深める
街路樹剪定士証/緑地樹木剪定士証
農薬指導士
監理技術者
樹木医
樹木医は難関資格で、実務経験の要件もあります。長く続けた先の目標です。

手当だけが「資格を取る理由」ではない
手当は分かりやすい効果ですが、それ以外にも意味があります。
1.できる作業が増える
現場で「これは自分がやります」と言える範囲が広がります。
任される仕事が増えれば、基本給の評価にもつながります。
2.安全につながる
講習では、なぜその作業が危険なのか、どう防ぐのかを学びます。
知識があるからこそ、正しく怖がれるという面があります。
3.どこでも通用する
技能講習も国家資格も、会社が変わっても有効です。
自分の中に残る、持ち運べる財産になります。
4.キャリアの選択肢が広がる
施工管理技士を取れば、現場作業から管理側へ進む道が開けます。
当社のFAQでも、設計や管理職への道について「可能です。様々な分野に進むことができます」とお答えしています。
求人票で確認しておきたいこと
資格まわりで見ておきたい項目です。
- 免許手当があるか……資格が待遇に反映される仕組みか
- 取得費用の負担範囲……全額か、一部か
- どの資格が取得できるか……会社によって扱う工事が違うため、取れる資格も変わります
- 取得のタイミング……入社何年目から支援があるのか
- 昇給の基準……何を評価して上がるのか
いづの造園で取得できる資格は、募集ページに一覧を掲載しています。

まとめ
資格と手当の関係について、まとめます。
- 給与は基本給・手当・福利厚生の3つで成り立つ
- 資格が手当になるのは、その資格がないとできない作業があるから
- 有資格者の存在は、会社が受注できる工事の規模にも直結する
- 費用は会社負担のところが多い(いづの造園は補助100%)
- 取得の順番は、機械系 → 高所・重機 → 施工管理 → 専門資格
- 手当以外にも、できる作業・安全・持ち運べる財産・キャリアという意味がある
「資格を取れば収入が上がる」というより、「できることが増えた結果が待遇に表れる」というのが実際に近い形です。
熊本で造園・外構・土木の仕事に興味のある方は、採用情報ページをご覧ください。
対応エリア
熊本市(中央区・東区・西区・南区・北区)を中心に、熊本県内および周辺の隣県で対応しています。
公園・道路・学校・公共施設などの公共工事から、工場・事業所・商業施設・集合住宅といった民間の敷地まで実績があります。
株式会社いづの造園
- 所在地:〒861-4154 熊本県熊本市南区富合町平原198
- TEL:096-357-4379/FAX:096-357-1303
- 営業時間:8:30〜17:30(土日祝を除く)
- 創業:昭和30年(1955年)
- 許可:特定建設業 熊本県知事許可(特-7)第6510号
- 業種:造園工事業/土木工事業/とび・土工工事業
最新のお知らせ
Contact
業務に関するお問い合わせ
仕事に関する依頼やご相談は下記のフォームより
お問い合わせください。
お急ぎの方は、お電話にてお問い合わせください。